中国で金属系の材料価格がかなり高騰しているようです。
原因はまだつかめていませんが、恐らく海外からの材料費の輸入なども起因しているかもしれません。
中国では仕入れ業務を行っているとこうした価格変動に頭を悩まされることが少なくありません。
とある製造メーカーさんに聞いたときには興味深い話がありました。
日本でも原材料の価格高騰は当然ありますが、値上げの交渉が致し方ないという結論になることが多いのですが、中国ではそういう事前情報をキャッチしたときにここぞとばかりに大量仕入れを行うことがあるというのです。
在庫を抱えるリスクがあるし、それでは本末転倒だと思われるかもしれませんが、通常稼働時に余裕をもって設計されており、それだけの場所が工場内で確保できてしまうというのです。
わざわざそんな準備をすることがあるのだろうかと懐疑的でしたが、同じようなことを言う中国人老板にも会ったことがあります。
上に政策あれば下に対策あり。
これは一般民衆の人々が良く口にする中国の格言ですが、様々な情勢を加味してときには過剰なまでのコントロールをする、これも中国あるあるかもしれません。