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2020-11-01
飲食店の経営をお手伝いさせていただくことになりました。

知人の知人を伝って、飲食店の経営をコンサルティングの立場でお手伝いすることになりました。

飲食店の経営には携わったことがあるのですが、今回当時よりもかなり大きな規模とのことで、お役に立てるようにと身が引き締まる次第です。

オープンまでにはしばらく時間を要するようなので、改めて上海での飲食店の状況を見直してみるのですが、表面的なリサーチの段階でも以前の状況とは大きく異なることが分かります。

私は浦東新区という、どちらかと言えば日本人が多いような地域ではなく、郊外の場所に住んでいますが、激戦区を見渡しても飲食店の経営は簡単ではありません。

日本料理屋にフォーカスすれば現状はより厳しい状況です。

日本料理店激戦区の虹橋地区ですが、日本料理店が密集している古北地区では資金力が比較的強いチェーン店や多店舗展開しているような店舗は根強いものの、初めての出店では日本人客をメインにするだけではなかなか苦しく、店舗の移り変わりも少なくありません。

一方で、浦東地区は広いので場所にもよりますが、圧倒的な日本人が往来するような場所はほとんどなく、ターゲットとしては当然中国人客がメインとなってくる可能性も高いのです。

そして、今のコロナ禍では日本人の新規顧客を掴むことは大変難しく、今後のリスク管理を考えても中国人客を取り込むことは最大のキーポイントであることは間違いありません。

微信の公众号、大众点评の維持強化は当然ですが、デリバリーも一つの肝で、饿了吗などの数社あるデリバリー系システムの展開は今後更に重要となることが間違いありません。

そうなると業種も絞られ、そうしたデリバリー重視の将来性を考えてのメニュー考案、デリバリーシステムを自社構築するのも大事でしょう。

大手の飲食店以外は、日々の業務に忙殺されてしまい、毎月の経営状況の判断をする余裕がなかなかありません。

弊社のように外部からのコンサルティングの視点を、経営状況の中に取り入れることも是非ご一考していただければと思います。