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2020-12-23
重慶江北国際空港。

久しぶりに重慶へ出張してきました。

今回は出張そのものよりも空港の様子をレポートします。

上海からの日帰り強硬出張となりましたが地球の自転によって上海から重慶へは3時間10分、帰りは2時間40分と科学が不得意な私でも地球の仕組みを身近に感じる出来事です。

重慶での仕事は個人オーナーであるZ社長からプロジェクトの一員として参加を期待していただきまして、順調にお話は進みました。

この件はまた違う機会でお話をするとして。

重慶市は山々の狭間にある集落的な都市でありながら、内陸部で1,2を争う急速な発展を遂げた大都市です。

そんな重慶市の空港は市街地の北に位置していますが、中国ではどこの都市部でも同じですが、市街地はとにかく渋滞がすごい!

日帰りでは流石に厳しいスケジュールとはなってしまいましたが、久しぶりに訪れた重慶江北国際空港、相変わらず派手なモニュメントで、近代都市であることを至るところに感じます。

正直、今はまだコロナ禍の余韻が中国全土にも残っており、飛行機を用いての移動は若干気持ち的に憚られるところでしょうか、人出はかなり少ないように感じます。

そんな江北空港で保安検査を終えてターミナル内に入り込んだところ、2つの興味深い店舗がありました。

一つはこれ、弊社HPでも度々ご紹介している瑞幸咖啡。

店舗は通常の路面店と一緒でかなり狭く、イートスペースはありません。

しかし立地場所としては保安検査場を通り抜けて誰もが通るような堂々とした場所です。

価格は若干高めの設定になっていましたが、写真の通り人出の割合からみると興味深く足を止める人々が多いのが印象です。

重慶でも市街地を中心に数十店舗の瑞幸咖啡があるようですが、アプリの登録をしている人の姿も見受けられていたことからも、広告塔的な存在としても期待されているのではないでしょうか。

更に奥へ進んでいくと、今度はどこかでも見たことのある全自動のコンビニが。

冷蔵庫のようなショーケース内にジュースやお菓子、カップラーメンなどの空港での必須商品が入っており、自動販売機とは異なりそのまま取り出してQRコードを読み取り支払うシステムのようです。

中国のように支払い決済サービスが蔓延していることで可能となるシステムですが、恐らく接触センサーや重量などで検知して販売数などを把握していると思われます。

こちらも興味深そうに店内を徘徊しているお客さんがいくつか見受けられましたが、本当に一切店員さんはいません。

中国ではこうした全自動システムがとにかく好まれます。

実際には店員さんの給与もそんなに高くないので費用対効果の面では正直疑問に感じないでもないのですが、やたらと自動システムを導入したがる傾向があります。

オーナーがそういう話をしだすと、とにかく管理を楽をしたいという意味合いを感じないでもないのですが、それが実現できることが分かっているからこそ、そうした希望が多く話題として挙げられるのでしょう。

中国の駐車場管理システムなどもそうですが、中国では日本の2,3歩先、あらゆることに対して自動化を実現するだけの下地が整っているように感じざるを得ません。