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2020-12-18
瑞幸咖啡 luckin coffeeの企業ストーリー。

ほんの1,2年前から上海市での店舗数を嘘のように伸ばし続けた瑞幸咖啡というコーヒー店が現れました。

その勢いたるやまさに目を疑うようなもので、まさにチャイナドリームを具現化したように見えました。

まずはその成果の軌跡を振り返ってみましょう。

実際には2017年10月に一号店を出店、そのほぼ同時期に、2014年のWBC(ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ)で総合優勝した日本人の井崎英典氏や、イタリア代表のアンドリュー・ラドゥワス氏を瑞幸咖啡の首席として招き、広告塔としています。

さらに間もなく中国人俳優をブランド広告塔として起用、2018年には北京、上海、天津市などの13都市で営業を開始、その試営業期間に300万もの注文を受け、500万杯の売りさばき、130万人を超える会員数を獲得しました。

2018年5月には535店舗を突破し、福建省のアモイ市(厦门市)にて正式に瑞幸咖啡本部が設置されることになりました。

2019年には新たに2,500店を店舗展開し、4,500店とする目標を掲げ、4月には石家庄、瀋陽、貴陽、珠海などの中規模都市にまで出店、新たな融資として1.5億ドルを準備すると同時に、世界最大の資産運用会社であるブラックロックより1.25億ドル融資を受けました。

2019年5月にはナスダックに上場し、企業価値は42億ドルと評価されるまでになりました。

その後も飛ぶ鳥を落とす勢いで発展を遂げ続けますが、2020年4月には財務状況に虚偽があったことが認められ、株価が大幅に下げられたり、6月には董事長の陆正耀の退任が発表されるなど、何事も万事順調であった訳ではありませんでした。

その点はまた以後に機会があれば述べてみたいと思いますが、結局のところ、企業が成功する陰には、我々外部の人間が知り得ないような様々な人間模様のドラマがあることだけは確かです。

次回はその瑞幸咖啡の発展にフォーカスして記事を更新しようかと思います。