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2021-01-08
混乱の最中に日本帰国。

年末に日本に戻ってまいりました。

飛行機代は日本からの渡航ほどではなかったのですが、空港の体制も中国と日本では大きく異なった印象です。

世界屈指の規模を誇る浦東空港でもこの少数便

日本への渡航に際して事前に準備が必要なものがほとんどありませんでした。

ビジネスビザを使って日中を往復している私の必要準備は、公共交通機関が使えないことでの現地レンタカー予約のみ。

PCR検査の陰性証明も不要で、浦東空港にて日本の厚生省と中国政府機関による出入国の質問書をQRコードで読み取って回答するだけでした。

吉祥航空HO1333便はご覧の通り大賑わい

国内線は通常通り運行していますが、やはり便数は減便傾向で、空港内は閑散としていましたが国際線チェックインカウンターには随分な隊列が。

日本人と中国人の比率はほとんど同じくらいで、前々日にイギリスの変異種による騒動が合った中での搭乗率の高さに驚かされます。

国際線ターミナルは流石に閑散としています
免税店も開店休業状態

準備は必要ないことは分かっていましたが、それでも心配で早め早めの行動でしたが、ご覧の通り暇つぶしもできず、喫煙所は空いていましたが、異様な雰囲気ではありました。

ただ、数か月前に中国へ入国した私としては、そこまで張り詰めた緊張感を感じることがなく、浦東空港はまだコロナ感染を抑え込めている中国国内という認識が利用者や空港関係者から強く感じられました。

国際線到着があれだけの厳戒態勢だったことを考えれば、尚更違和感を禁じ得ません。

安全検査を受けて出国手続きを済ませれば、ここはどこの国でもないのですが、中国が外国からの越境者に対して異常なまでに警戒感を強めていることは明確に分かるところでした。

正直、日本と中国では考え方の違いがあるため、同じような体制を敷くのは日本政府では困難ではあるかもしれませんが、結局関西国際空港へ到着後もPCR検査は実施されず、拍子抜けするほどアッサリと日本の空気を吸うことに成功しました。

厚生省の質問書には待機先としての住所や連絡先などを記入しましたが、これと言ってアプローチもなく、公共交通機関も利用していけないという要請に似たものはあったものの、空港を出れば何に強制されることもなかったので、実際には倫理的な問題ではあるものの、どうやって帰宅しようが自由でもあるようでした。