様々な弊害もあるので、具体的な情報はお載せしませんが、石家庄市がロックダウンされました。

あまり縁がなく私自身も石家庄市に直近で訪れたのはもう６，７年も前のことです。

大都市という印象こそありませんでしたが、それでも河北省の省都でもあり、首都である北京と目と鼻の先、これはかなりインパクトのある事態です。

またそれにも増して驚かされるのは数千万人規模のPCR検査を実施するというのですから、こうした対応の良し悪しはともかく、政府の本気度も伝わってきます。

日本へ帰国して10日ほどが経過し、日本のニュースもいくつか拝見しましたが、政策については賛否両論はあることなので多くを述べませんが、中国での対策の凄さはそれに係わる人々の多さでもあるような気がします。

一部では共産党員のボランティアが数千万にも上ると言われていますが、コロナ対策として駆り出される人の多さが対応の速さに繋がっているような気がするのです。

日本では何をしても要請の範囲内にとどまることは致し方ないとしても、どこか他人事でもあり国を挙げての一致団結感が感じられません。

今朝も緊急事態宣言に伴い中国の知人からメールが送られてきましたが、意識の差を感じてしまうところでもあります。

もちろん経済活動を止めるという行為は多くの経営者の中の一人としても望みまたくありませんが、すでにどうこう言っていられない状況になっていることも事実です。

それにしてもあれほど厳格であった中国で再び感染者が増加し続けている状況は、個人的にも厳しいのと同時に、一時的ではあるものの感染拡大をそれでも抑え込むことができないのかと、驚きを禁じ得ません。