経営者や組織のトップとして指揮する立場として最も重要な能力は決断力ではないかと思います。
私は優柔不断で決して決断力があるタイプではありませんが、特に中国でビジネスをしていると予想外のことも起き、それにどう対応するのかと決断を迫られることが多いように感じます。
先日の記事にしたように、どちらかと言えば挑戦をして失敗をすることよりも、安定を求める遺伝子が我々日本人にはあるのかもしれません。
しかし特に中国においての私の経験談にはなりますが、たとえ決断が正しくなかったとしても、その決断の速度が早ければ早いほど良かったということが少なくないように思います。
特に決断の対象として、お客様に影響がある場合などにおいては、日本人よりもせっかちな中国人がその決断を待ってくれることは少ないからです。
日本人であれば待ってくれるかもしれませんが、中国人の場合は待ってはくれません。
正解か不正解であることよりも、中国におけるビジネスでは、決断が遅いことで、逆にビジネスチャンスを逃しかねないと私は思っています。