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2020-12-31
本年も大変お世話になりました。

12月31日、日本人にとって一番ほっとする一日ではないでしょうか。

ご関係者の皆様、本年も大変お世話になりました。

さて、本年の最後もやはり中国ネタで終わりにしようと思いますが、ずいぶん昔に中国で新年を迎えるために北京に旅行へ行ったことがあります。

もう10年以上前のことなので、私自身もまだ中国という国が一体どんなものなのかを知らないままでしたが、正月休みに北京行きを決めて知人と一緒に中国へと渡りました。

知人は中国語も話せないため、大学時代に勉強した片言の中国語を駆使しそれなりに買い物や中華料理を楽しみながら、いよいよ大晦日となりました。

せっかくだから天安門広場にでも行って、きっとカウントダウンをやっているだろうから、異国の地で大晦日を満喫しようということになったのですが、10時になっても、11時になっても一向に賑わいが見られません。

違和感を感じて町の人に「今日は一年の最後の日なのにイベントとかはないんですか?」と尋ねると相手の答えはこうでした。

「うん?今日は陽暦の大晦日でしょう?春節でもなければお祝いなんてありませんよ」

12月31日です。

私にとっても日本人にとっても、世界でも祝われる一年の締めくくりは中国人にとってはただの一日だと言うのです。

これはまずいと感じ、少なくとも大晦日と元旦気分を味わいたいと思い、知人を連れてホテルで紅白でも見ようと大慌てでホテルに戻ってNHKワールドを見ると、、、

中国と時差が1時間もあるため、時すでに遅し。

除夜の鐘は当の昔になり終わり、さだまさしが特集で歌を披露していたという悲しい年越しをしてしまった苦い記憶があります。。。

今では恐らく天安門広場は分かりませんが、北京でもきっと局地的にカウントダウンなどのイベントは行われているでしょう。

10年以上も前の話になりますが、何だかなあ、まあそれでも印象に残る年越しであったことは間違いありません。