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2020-07-07
有能な人材確保は今こそ。

ガイアの夜明けを見てついついM&Aや清算に向けた話をしてしまいましたが、中国で今少し注目されているのが有能人材の流出。

今回中国への渡航が難しくなってしまった状況で、恐らく多くの日本人駐在員やその企業が気づいているのが、更なる中国企業の現地化です。

現地化はもうできている、という企業もあれば、未だに日本人がメインである企業も多くあると思います。

私個人の気持ちとしては、現地化は進めれば進めるだけいいということでもありません。

少数精鋭であれば、製品やサービスの質を考察していくのに、どうしても現地化ではなく日本人を中心に進めるということは致し方ありません。

大企業であったとしても、経営の方向性を定めるにあたって、どうしても日本人が必要である場合だってあるからです。

ただ、いずれにしても日本人だけが中心となっている組織というのは今回のこうしたレアケースであったとしても、リスク管理の面では不足が必ず露呈することが分かりました。

中国現地企業のトップが日本人であったとしても、やはり少なくともNo2は中国人を配置したほうがリスクを回避する、経営の波を極力避ける意味でも必要になってくるはずです。

少数精鋭で5,6人規模でもトップが日本人、副総経理も日本人、それを支える4,5人の中国人が横並び、という組織はあまり好ましくないと個人的には考えています。

必ず中国人従業員の中にメリハリをつけることは、組織作りにおいて大変重要なファクターです。

そうでもなければ、日本人が不在時に誰がタクトを取るかという問題は、メンツ意識の強い中国では必ず起きます。

そういう意味ではこうした時期にこそ、ユーティリティ性が高く、ジェネラリストの必要性が重要であると分かるはずです。

現状、コロナ禍において雇用の問題が浮き彫りになっているのは、何も日本だけではありません。

中国においてもこれまでの売り手市場が一遍、企業側が優位に人材確保に動くことができるようです。

今回のこのコロナ禍を機に、優秀な従業員の確保が必要になるケースも少なくないのではないでしょうか。

ぜひ我々にご相談いただければと思います。