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2021-04-01
文化人類学の視点で中国と日本を読む。

母校である大学の教授とお話しする機会がありました。

大学時代に文化人類学をかじったのですが、色々な教えは今も私の中での財産でもあります。

当時は副教授だった先生も教授になられていますが、当時からおっしゃられていたのは、「他国の良し悪しを見て批判すのではなく、自国に生かすことが文化人類学である」ということでした。

私自身も中国の事業を行っていることで否定的な意見をいただくこともありますが、当の教授は中国出身で、それこそ思いがけない否定的な意見に直面することもあるそうです。

私は我ながらあっさりしているなと思うのですが、政治と経済は決して切り離すことはできないと感じながらも、そこにとらわれすぎることはありません。

日本人としての誇りもあるからこそ、日本という国だけではなく世界を相手にビジネスをしたり、世界基準でビジネスの価値を捉えていかなければいけないと感じています。

それがたまたま中国であったと思っていますが、それでも中国から学ぶ部分は少なくありませんでした。

それは文化人類学を教授から学んだ成果でもあるのかな、と感じているのです。

現代ビジネスは多様化の時代に突入し、より複雑でありながらも簡潔に具現化されているような気がします。

そういう意味で日本はテンポ感で、少し遅れているのではないかなと私は危惧をしています。

アメリカや中国を真似する訳でもありませんが、日本人としてこの世界の波に取り残されるようなことはあってはならないと強く感じています。