昔営業をしていたころの先輩社員から、客先で宗教の話、政治の話、野球の話はするな、と教えられたことがありました。
話題にして得することがないのなら、友達でもない相手に話しても不毛だということでしょう。
確かにそうです、でもやはりそうした忠告があるということは、それだけ多くの人にとっての関心事でもあり、時にそれらとビジネスが結びつくことがあるという逆説的な証明でもあるでしょう。
政治と経済は切っても切り離せない存在だとも大学時代には十分教えてもらいました。
菅政権が誕生し、恐らくそのバックグラウンドから察するに日中関係は悪化する可能性は低いという見方が大勢のようです。
中国という舞台を生業としている者としてはポジティブなニュースでもありますが、日本が少し心配になるのも感情として存在するのもまた事実です。
私は政治コメンテーターでもなんでもありませんが、それでも確実に言えるのは日本にとって中国という隣国との付き合いは自国に大きな経済的な影響を及ぼすようになっています。
これはもう覆しようのない事実で、既に立ち向かうことも難しければ、対等に、上手に付き合うことが感情論は抜きで経済的には正解とも言えるかもしれません。
一方で経験している人間からすれば中国という国は大変狡猾な国であり、今までにない価値観を持っていて、とてもくみしやすい相手ではないこともまた事実です。
この点はビジネスにおいても同じで、多くの悩みを抱えている企業も少なくありません。
こうした状況において、我々に対する需要が増えてくることもあるでしょうし、それらを解決することを使命として頑張っていきたいなと感じる今日この頃です。