新成人のみなさん、おめでとうございます。
多くの人々が影響を受けるコロナ禍にあって、こうしたイベントの中にも思い切って喜べない状況が悔しくて仕方がありません。
私の身近にも成人式を迎えた親戚がいますが、願わくば明るい世界が広がっていることを願うばかりです。
さて中国での成人式について知らない方も多いと思いますので、一体どんなものなのか、どういう価値観で行われるのかを簡単に紹介します。
実は中国では誕生日などでもそうですが、日本とはかなり異なる感覚があります。
まず一つ目に、日本では4月1日を一つの基準として新年度を迎えますが、中国では9月1日が基準となる違いがあります。
それに応じた学年に振り分けられて入学式などを迎えますが、そもそも成人の概念が違います。
中国では18歳で成人を迎えることになり、これは学年的にはまだ高校三年生のタイミングです。
自由参加の日本の成人式と違い、半強制的なのは学校単位でそれらが行われるからで、儀式というよりも学校の厳粛な活動の一つとして位置づけられているようです。
飲酒や喫煙も18歳から可能であり、一つの区切りがこのタイミングであるのが特徴的です。