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2021-07-27
情報発信のツールを持つこと。

インターネットやSNSに疎い私ですが、情報発信のツールは当ブログで発信し続けられています。

企業の大小に関わらず企業として広告宣伝ツールは絶対的に不可欠な時代になってきていますから、3日坊主が習慣の私でも続けていこうと考えています。

ところで皆さんは、ある情報を得たいと思う時にどういうツールを使用して問題事の解決を行われていますでしょうか。

日本で最も多いのは、Google、Yahooの検索サイトを利用することだと思います。

それから最近ではそれこそSNSでTwitterやInstagramを利用して情報を取得するケースも多いのではないでしょうか。

時代とともに変化する情報の取得方法ですが、重ね重ねになりますが、情報発信のツールは持っておくべきでしょう。

さて、温浴施設では一体どのように広告宣伝を行うのでしょうか。

日本では最近はLINEの友達登録をしたり、先述の通りTwitterやInstagramを展開している店舗が急増しています。

いや、むしろそうしたSNSを展開していないのは時代遅れとさえ言われてしまうでしょう。

また、昔ながらの広告手段として折込みチラシを利用するケースも未だ根強いところです。

特に年配の方の入客が一つの鍵にもなる日本の温浴施設では、スマートフォンの活用よりもよりダイレクトに年配の方をターゲットにし、大きいイベント告知するために折込みチラシを定期的に活用するケースは少なくないでしょう。

一方の中国ですが、この折込みチラシという宣伝ツールは絶滅危惧種(そもそも存在したことがない?)です。

少し話が逸れますが、私が初めて中国を訪れた2003年頃、自転車のカゴに新聞紙を詰め込み、大きな音で「报纸!报纸!」と売り歩く様子を度々目撃していました。

大きな交差点の角にあるコンビニのような売店でも同じく新聞を販売していたことを覚えています。

それらは古き良き中国の時代で、今でもコンビニでは販売されていたっけ?と思うほど、中国の現代ではほとんど新聞を見かけることがありません。

新聞配達という存在もあるのかどうか怪しい中国ですから、折込みチラシという概念がほとんどないはずです。

新聞配達とは別の概念で、企業の広告等がポストに投函される(ただ投げ込まれるだけ)ケースが稀にありますが、怪しい金融系の商品だったり、何かのお店を宣伝するようなチラシを見かけることも、ほとんどありません。

話を元に戻しますが、中国の温浴施設の広告ツールは今や微博、微信の友達登録等がメインです。

温浴施設の入場料の支払いや予約、マッサージなどのセットプランを販売する大众点评のようなツールも必須です。

微博と微信は、日本で言えばそれぞれTwitterやLINEに該当するツールとなりますが、館内に入場するためにQRコードを入力すると、勝手に友達登録されている、なんてことも今では日常茶飯事です。

そこまでしてでも、言わば、顧客のスマートフォン内に入り込む、という過程が重視されているとも言えるのではないでしょうか。

また、大众点评に代表される予約サイト、販促サイトを運営する企業でも熾烈な争いが繰り広げられています。

施設側は広告宣伝をしたいものの、こうした予約サイトに取られる手数料も当然節約したい。

予約、販促サイト側としては、より多くのユーザーの多く取り込みを行い、施設側にメリットを打ち出す。

こうした販促サイトの乱立が起こっており、少しSNSに疎いような私であれば、たとえ中国に住んでいたとしてもなかなか知り得ないツールも多く存在しています。

施設側はこうした人気ツールをいち早く敏感に察知し、金額的なメリットなどを検討し、試行錯誤しながらもSNS宣伝ツールの選別もシビアに行っているのです。

中国の温浴施設にとっては、よっぽど日本よりも複雑で、スキルが求められる宣伝ツールの選択なのです。