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2020-08-04
微信语音の罠。

私の知る限り、ごくごくビジネスで微信语音を使う人の中には相当賢い人が混じっています。

電話すればいいじゃないか、と思わず突っ込みたくなる微信语音ですが、そんなことを声高に叫んだところで時代の波には抗えません。

さて、この语音で最も困るのはスクリーンショットや転送などができず、業務を簡易的に微信上で引き継ごうにも引き継げないのでいちいち聞きなおしたりと、ビジネス上ではやや面倒だと感じた方も多いでしょう。

しかし、これがまさに逆転の発想で、紛争時にこれを言質の証拠として用いることが大変困難でもあるのです。

言った言わない、誰がいつ、という点では文字化されたものは証拠としやすいですが、この微信语音の場合はいつ誰が言った言葉なのか、そもそも証明することが難しいのです。

とある話では賄賂を要求、提起する際に语音を使うことがマナーであったりと営業マンもこれを上手に使うスキルが求められるなど、残念ですが、なかなか興味深いものです。

いずれにしても、やはり正式な文書や報告書、証明書は原本であったりEメールであったりの活用は絶対的に必要です。

便利な世の中になったからこそ、原点に戻って正しく活用することが求められる時代にもなりました。