日本で年末と言えば当然この時期、12月末で1年の締めくくりです。
一方で中国では年末、年越しと言えば1、2月の春節がそれに当たります。
何となく年末気分でダラダラと自分が過ごしていると、普段サボるのが上手な中国人従業員が真面目に見えるので不思議ですね(笑)
しかし1月にもなれば一気に立場は逆転します。
よーし、今年も1年頑張るぞ!と新年早々に私が気合いを入れても、今度は中国の春節が差し迫っていますから、中国人の反応は当然鈍くなります。
春節は休日返上だ!などと鼻息を荒くしても、周りの動きは鈍く、春節に入ろうものなら飲食店やサービス業が徐々に休みモードになってしまうため、これに対抗する術もありません。
私は開発プロジェクトに関わらせていただくことが多いのですが、この時期に問題になるのは職人不足。
春節前に一部でも開業して収入を得たい老板と、徐々に現場を去っていく労働者。
特に春節時期はその前後1か月で人手がほとんど回りません。
残念なのは、それでも強引に一部開業などと強引な手法を取ってしまうこと。
せっかく晴れの舞台でも、施工のやり残しが目に付き、危険な部分もチラホラ見られるなど、これでは本末転倒だと、日本人の私は何度思わされたことか。
そう考えれば、それらの問題点を解決するには今の時点で年末ボケではいけません。
この時期に手を打っておかないと、春節前にドタバタとする羽目になるのです。