多くの企業が第1四半期の決算発表を終えていて、それらをつぶさに確認させてもらいました。
面白い、と言ったら失礼ですが、興味深いのはやはり現場の努力が実を結んだ企業があれば、ただただ耐えしのぐ企業もあって、ユーザーが感じるほんの少しの変化が大きな差に繋がっている印象がありました。
正直に言ってサービス業は特に厳しい状況で、人々が外出を控えればそれだけ企業としての直接的なダメージを被ることは想像に難くありません。
そんな中でも前を向いたり、ほんの少し工夫を施したり、そうした行動が起こせた企業が成功を収めたと言えるのではないでしょうか。
それぞれをピックアップするには時間がないので、少しだけユーザーとして感じたのは、やはり町全体で飲食業であれば宅配サービスに関連づけたサービス提供を拡大することが目に付きました。
しかし、どうしてもそれだけでは弱いので、店舗を縮小したりなどの苦肉の策を講じた企業も少なくないでしょう。
コロナ禍で改革急ぐファミレスと題してヤフーニュースで特集されていたニュースには非常に興味がありました。
ビジネスマンとしては、よろしければ一度検索願いたいところです。
冷凍食品の販売、ドライブスルー、ネットカフェ化、テイクアウト。
企業によって多種多様な趣向が表現された対策ですが、一番に言えるのは行動する努力ではないでしょうか。
とある中国進出の日系企業で聞かれたのが、渡航できない以上はとりあえず静観、という選択。
日本本社が好調だからどうでもいいのでしょうか、それともそこに掛ける時間がもったいないということでしょうか。
企業の選択に間違いはないかもしれませんが、成功と失敗が如実に表れた今回のコロナ禍。
しかし、個人的には何も行動に移さなかったという行為は、少し残念に思うのです。
なぜならこうしたコロナ禍のような現象はこれからも、いつ何時でも起きうる現象であるからです。
そうした有事に動ける企業の強さは、きっとコロナ禍が忘れられた時にも企業としての強みが出ると私は感じています。
弊社としてはそんな苦境に、ほんの少しのスパイスを与えられる存在になりたいと思わされる次第です。