先回も紹介した中国の東北地方で活躍される天内建築設計。
お問い合わせは是非弊社の問い合わせ欄からお願いをします。
さて、今回はそんな天内建築設計の成功例を考察してみようと思います。
営業がお世辞にも得意と言えない天内社長ですが、日本で成功を収めたとはいえ、中国へ参入して成功を収めることはなかなか大変なことです。
それは何と言っても日本と中国の営業の方法も異なれば、設計士としてウケるポイントも異なるからです。
そのため、彼が中国で成功することにおいて最も重要であったことは、本格的な中国進出と同時に成功例としての成果物が出来上がったことでした。
中国のオーナーも日本のオーナーもミーハーが多い点は一緒です。
日本では突如として数年前にステーキハウスができ始めたように、中国では模倣品が行き交うように、是非や成功は別として何かの投資を始めるキッカケは、俺もあれをやってみたい!ということでもあるかもしれません。
オリジナルのアイデアを生み出すことより、成功例を見て同じようにやったら私の方がもっと成功する、という考えのオーナーもいるでしょう。
そんなこんなで時間と苦労をかけてつくった成果物によって、いきなりの成功例が天内建築設計の最高の広告塔になったことは、彼にとっては最大のプレゼントだったでしょう。
日本にいる企業でも中国やその他の海外で実績をつくられたことがあっても、実際の本格的な海外進出まではしていない、という事例は多くあるでしょう。
しかし、それは勿体ない。
私は何がなんでも海外に進出しなさい、と言いたいわけではありません。
海外に商品を販売した、海外で設計実績をつくった、恐らく日本でやるより苦労されたことでしょう、もうやりたくないと思ったかもしれません。
それでももう一歩苦労して現地のパートナーを探したり、弊社のような中国というステージを得意とする企業に相談するだけで状況は変わります。
私どもがそれを利用して更なる拡販を行うように、天内建築設計の天内社長もそれを自然と利用することができたのです。
事実天内社長の実績は東北地方に集中してしまっています。
もちろん広い中国なのでそれを嫌ったこともあるでしょうが、東北地方の成果物が東北地方で連鎖して依頼が増えたことの何よりの証明でもあります。
丹東市の江戸城の成功モデルが、瀋陽市の暖暖温泉の受注を呼び、その他の数々の東北地方での温浴施設で企画設計をし続けたのです。