私の知人の設計会社です。
個人名を出して記事にして構わないと天内雄一郎社長よりお話をいただきましたので、今回記事にするに至りました。
神奈川県出身、大学を卒業して程なく、日本にて設計会社を創業、順調に業績を伸ばしていたところ、ひょんなことから問い合わせがあったのが中国上海市での日本食レストランの設計業務でした。
日本での高級料亭やレストランでの設計実績、日本独自の設計概念を重視し、それぞれの良さをダイレクトに押し出しつつも、和モダンを積極的に取り入れ、顧客の意向に沿った斬新なデザインを提供してきたことが評価された形となったのです。
その後の中国上海での経験、発展途上の中国市場の魅力が、彼を引き付けました。
確かに日本と中国の設計事情についてはこの差が大変魅力的なようで、日本のような徹底した設計業務を経験することは大切ではありますが、大規模なプロジェクトは年々減少傾向にあり、一方で設計士冥利につきるような大規模案件が圧倒的に多いのが中国でもあります。
大きな意思を持って日本で起業をし、経営こそ順調ではあったものの、日々の業務に追われるばかりのサイクルであった彼ですが、日本でのそれ以上に中国での業務に忙殺されながらも、その経験が新鮮で、強烈なインパクトと刺激に溢れたプロジェクトに魅了されたのでした。
高い評価を受けた彼の仕事ぶりが、それから数年後に同オーナーの新たな投資案件によって彼は再び中国へ呼ばれることになりました。
それが中国遼寧省丹東市に2013年にオープンした江戸城です。
この江戸城の企画、設計、施工管理を一括して請け負ったのが、この天内雄一郎氏でした。
また天内氏はこの時期に横浜に構えて順調に業績を伸ばし、数十人を抱えるまでになった設計会社を事実上ナンバー2に譲って中国への本格的な参画を決めたのでした。
~次回へ続く~
私が個人的にも大変お世話になっている先生で、この度この天内設計さんと協力関係を築くこととなりました。
お引き合いが必要であれば弊社HPのお問い合わせフォームから、メールもしくはお電話でご連絡をくだされば幸いです。