ようやく観察期間も終わって中国での行動制限が解除されました。
分かってはいましたが、ビジネスマンとしてはこの21日間はあまりにも長く、特に運動不足が深刻です。
観察期間は特に行動に大きな制限が課せられた訳ではなく、比較的自由に行動はできたのですが、周囲を散歩していてふと気がついたことがあります。
それは、この1年間で中国、上海の街並みに大きな変化を感じないことです。
集中隔離明けのたった1週間のことですし、主観的な意見であることも理解した上で書きますが、私の中では何となく中国という国に勢いを感じられないのです。
長期的に中国に滞在をし、ふと日本に帰国すると、ふるさとに大きな変化がないことに安堵さえ覚えてしまうのですが、中国、特に上海ではそういうことを感じません。
大きなショッピングモールや、地下鉄の駅、人々の生活習慣や通い慣れた街並みの信号機の一つにも大きな変化があるのが、ある意味ではビジネスマンとしての中国の魅力でもありました。
細かな点では確かに多くの変化がありますし、もちろん大きなショッピングモールが全く新規開店していない訳でもありません。
ただ、以前は1年どころか、数ヶ月も中国を不在にしてしまうと、その後の変化にあっと驚かされることが多かったのも事実で、今回の訪中では現時点でそうした変化を感じることができていません。
IT産業で大きな発展を遂げている中国は、既に日本を大きく凌駕しています。
デリバリーサービス、タクシーの配車サービス、キャッシュレスや無人化のレジ、無人移動販売、レンタルサイクルなどなど数え挙げればキリがないほど、一大産業が大きな変化をもたらし、同時に中国経済をリードしていました。
ところが今度はそれらが当たり前になった今や、真新しいものが目に見えなくなってきたのでしょうか。
確かに中国のIT産業には日本も学ぶべき点がたくさんあります。
ただ、それらは中国の経済発展に寄与しつつも、反面経済発展に支えられて発展してきたことの裏返しでもあるでしょう。
そうした変化が感じられれば、私としても安心ではあるのですが、さて一体今回はどれだけの変化を感じることができるのでしょうか。
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