先ほどのブログと相反するようですが、中国に進出するためにM&Aを利用するのも大変有効な手段です。
何を持っても信頼できる関係を築くことが大前提ですが、例えば個人事業主であったり、投資目的の個人であったり、中国の市場に少し興味がある場合、聞いて難しいイメージこそありますが、M&Aは有効です。
中国において外資系企業を設立することは大変ハードルが高い、というか、煩雑案処理や時間が必要となります。
一方でM&Aであれば、中小企業間での交渉がメインとなりますので、事業性や利用価値があると思える企業とタッグを組むことは合理的な進出方法と言えます。
実はある一定の出資比率にとどめることで、日本人投資家でも中国現地で最初から内資法人に携わることができるのです。
一昔前までは外資法人は、たとえ中小規模であったとしても、一部の特別な地域で進出を優遇されるようなことがありましたが、現在はほとんどありません。
また、外資系企業はやたらと税務局などから求められる資料も複雑で企業を運営するうえでも手間が少なくありません。
例えば飲食店など、本来ならば閃いたサービスを手際よく投資して進出したいところですが、日本人の個人や中小企業でそれを実現するのはとても時間がかかってしまいます。
特に飲食業界やサービス業界は中小企業では日本人のアイデアや広告塔としての日本人の需要は非常に高いと言えます。
大きな市場にかけてみたい、ちょっと投資半分で様子を見たいという足掛かりには大変有効な手立てであるはずです。
是非ご相談をいただければと思います。