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2020-07-19
中国撤退業務代行。

中国市場からの撤退についての引き合いや噂がここにきて良く回ってくるようになりました。

私の感覚から撤退が倒産、経営破綻と一緒のくくり、或いは同じようなニュアンスで語られることが多いような気もします。

どこどこの会社、撤退するらしいよ。

などと噂を聞くと途端に敏感に反応してしまうことが少なくないようです。

もちろん、決して前向きな話ばかりではありませんが、このご時世を判断すると何となくギリギリで繋いでいるだけの現状である中小企業の中国進出の実態も少なくないように感じます。

私たちの撤退業務代行はもちろん完全な手続きの代行も行いますが、まずは事前にお話を聞いたうえで、どういう方法があるのかなど親身になってお話を展開することこそに強みがあると自負しています。

撤退を決断したとしても、撤退以外の道に進むにしても、企業として発展性もないモチベーションもない状態で組織を維持していることのほうがよっぽど浪費であることは間違いありません。

撤退すれば日本の会社にも影響があるというお話も聞きます。

果たしてそうでしょうか。

銀行に勤める知人が多くいますが、中国市場から撤退を決めた、特に中小企業に対しての融資が厳しくなったり、色眼鏡でみることはほぼ有り得ないと口をそろえて言います。

少なくとも私が聞いている限りは、中国、もしくは世界やアジアに飛び出していった企業について、前向きな意見が多いですし、そもそも本社業務が前向きでなければ挑戦しようという前向きな姿勢さえないのが現実です。

もちろん本社業務と関連性が強ければ、その影響については考慮しなければなりませんが、中国市場から冷静な判断で撤退を実施すること自体には何ら恥ずべきことではない、とほぼ断言されます。

弊社は撤退や縮小をお手伝いする業務を行っていますが、中国の子会社の撤退や縮小を考えられる企業ほど、しっかりしていると感じるのです。

中国市場での展開がムダであるということを分かっているからです。

それは経営者として満を持して臨めば望むほど認めたくない、今までの努力が無駄になることを良しとしない、そうしたケースも少なくない中で、よりよい企業を目指すための決断は容易ではありません。

多くの場合、完全な撤退に余計な費用も掛かりますが、そうしたケースであれば経験と知識のある弊社から縮小に向けたアドバイスもさせていただきます。

小さい企業であるからこそ、中国で百戦錬磨の我々でこそ、お客様目線での撤退や縮小、いわゆる企業として無駄なき方向性をご提案させていただきます。