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2020-12-14
中国国内を出張しました。

先週から上海を出立し、山西省の太原市、吉林省長春市、遼寧省瀋陽市を行脚してきました。

ちょうどビザの更新と重なって、それまでの仮のパスポートでの移動ということもあり、かなりナーバスな出張でした。

実際に空港を出ると健康码を要求されますが、何とか問題なく出張を終えることができました。

今回はコロナ禍における中国出張での注意点を中心にお話をしていきます。

まずチェックイン時に虹橋空港にて隔離完了時に渡された証明書を求められました。

事前に準備をしていたので事なきを得ましたが、今回の出張ではそれに付随してPCR検査の陰性証明(中国語では核算检测阴性证明)が必要でした。

とはいえ、これらの証明書がなかったからと言って、飛行機に乗れなかったり、ホテルに泊めさせてもらえないようなケースが果たしてあるのかは謎ではあります。

ましてPCR検査は入国前と隔離中に行われたものであり、時期的にも有効と言えないような代物です。

最も大事なのはやはり健康码の緑色証明でしょう。

太原市、長春市では飛行機での移動だったのですが、この両方ともにチェックインや空港出口で求められ、ホテルや地下鉄での移動時にも表示させなければなりません。

ここで注意したいのが、健康码の存在です。

出国時の日本の空港で健康码の登録が強制的に行われますが、それを管理するのは各省異なるものとなります。

例えば、私の場合は上海市になりますが、太原市を管轄する山西省、長春、瀋陽の吉林省や遼寧省での健康码は若干異なる形式で表示されます。

外国人が少ないこともあってか、上海市以外の三省ではパスポートナンバーではこの健康码に登録することができず戸惑いました。

しかし健康码のトップページで上海市を選択すると、上海で登録された健康码でそのまま緑色が表示され、その上海市の健康码をそのまま利用することができました。

これがOKなのかそれとも現場での確認者が注視していないのかは不明ですが、外地のものでもOKです、というアナウンスもあったので、恐らく大丈夫かと思います。

ホテルは全て高価なランクのホテルしか泊まることができませんでした。

臨時パスポートを咎められることはありませんでしたが、これもやはり通常通りですが外国人に慣れない地域では若干時間が掛かることもありました。

いずれにしても中国語ができないと面倒な思いをすることは間違いなさそうです。