今回は全くビジネスと関係ないお話。
中国人はよくオシャベリが好きなことはよく知られたことで、確かにその通りなのですが、意外なことに自分の家庭事情をペラペラと話す人というのは少ないように思います。
当然と言えば当然かもしれませんが、オシャベリ好きな中国人には珍しく、夫婦間の生々しいものであったり、両親とのちょっとしたイザコザ、金銭問題など、ある意味自分の体裁が悪くなることに関しては、よほど仲の良い関係でなければ口にすることがないのです。
要するに自分が幸せであることは喋りすぎるくらい喋ってアピールするのに、自分の抱える悩みについては意外なほどに口が堅いものなのです。
そんな関係を乗り越えた私の友人と話し込んだ時のこと。
彼は夫婦関係や嫁姑問題に悩んでいることを話してくれました。
日本でも中国でも離婚率はだいたい同じで、3割以上が離婚を経験しているので珍しいものではなくなっているのですが、その原因も価値観の違いや両親との同居など、日本と似たようなケースが多いようです。
一昔前ならさておき、私の知人だけではなく、多くの上海人らは、高騰する地価上昇にあって上海でマンションを新しく購入することは、日本でマイホームを持つ以上にほぼ不可能です。
そのため、マンションを借りるか、上海の中心部から1、2時間離れたマンションを買うのか、夫婦いずれかの両親を頼って同居をするという選択肢しかほとんどありません。
両親のマンションは自分が生まれ育った場所でもあり通勤に便利なので、やはり両親を頼って同居をすることが圧倒的に多いようですが、日本と同じように二世帯同居は多くの問題があるようです。
その代表例とされる嫁姑問題、実は日本でもよく聞く話が中国でも全く同じのようで、それ日本でも全く一緒だよ!と面白おかしく、かなり盛り上がってしまいました。
普段は日本と違うことばかりで戸惑うことが多い中国での生活ですが、どこの世界にも同じような問題があるのだなあと感じてしまいました。