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2020-10-10
中国の駐車場支払いシステム。

キャッシュレスサービスでも度々話題に挙げましたが、中国の駐車場支払いシステムの便利さが個人的に大変気に入っています。

入庫時にパシャリとナンバーを撮られ、出庫時にも同じようにパシャリ、支払い用のQRコードに自分の車のナンバーを入力すれば直ちに支払い完了です。

コロナ禍での接触があれこれと話題になりますが、ハンコ問題やFAX、少し前には在宅ワーク、デリバリーという以前に、こうした生活の中でのIT化というのは日本では大変遅れていることを痛感します。

先日もとあるセミナーの中で日本が菅政権に変わってからこうした話題に事欠きませんが、何事も急速な変化というのはリスクを伴います。

それぞれの企業がそれらの変化に投資をし、少しずつの変化によって改革ができるのであって、ハンコをなくしたからと言ってそれがIT化となる訳でもなく、現場の混乱もあるようです。

何を便利とするかも大事ですが、どう変化していくかというプロセスも考えて継続性をもたなければ、何の意味もないのです。

私は個人的には日本での書面による婚姻、住民票、年金などの制度はアナログではあれ機能はしてきたものであり、さらには生活の根源でもある大事なものです。

変化はもちろん大事ですが、今の日本のレベルに合致した改革でなければいたずらに混乱を招くことにもなりかねません。

同時に変化にリスクも付き物ですが、現在の日本の現況を見る限り急激なIT化に耐えうるような下地さえもまだまだだなあと感じさせられます。

これらの改革を急ぐことで、大きな混乱にならなければいいのですが、少しばかり気がかりに思わされるのです。