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2020-06-19
中国の投資家が活発な動きを見せている。

中国向けの就業ビザが一部受付開始し始めました。

いよいよ渡航が解禁されるか、といったところですが、日中互いの情勢を見ると、もう少し時間がかかりそうな気も。

先日の北京の第二波による展覧会中止にショックを受けたのですが、こういう時期だからこそ、やるべきことの判断を見極めなければならないと思います。

私が知る限り、日本人総経理が日本へ帰国したままとなってしまい、日中で指示系統が完全に分裂をしたままの企業も少なくありません。

これを機に、よりリスク管理を強化する見地で中国から撤退、縮小を表明した企業もありました。

ただ、こうした状況下でこそできること、決められることも少なくはありません。

分裂した状況であれば、より強固な組織にするための組織見直し、コストの見直しはできるはずです。

撤退についてももちろんこの時期に決めることもありですし、縮小を進めながら様子を見定めることも大事なのではないでしょうか。

何よりも、私の感覚ですが、4,5,6月、投資家の動きがやや活発なようです。

そんな気がするんですが、本日朝から、とある中国の投資家さんに話を聞いたところ、投資を止めても、企業組織を止めるのは勿体ないので、1,2月の大きな後れを取り戻す印象付けが一つ。

それから最もなのは借り入れの金利のハードルが下げられたことではないかと分析してくれました。

下がった金利のハードルとコロナの状況を見定めながら、投資の価値を見定めているところなので、私のところに問い合わせが増えたのじゃないか、と言われました。

釘をさされたのは、問い合わせこそ増えたかもしれないが、実際の事業への投資は金利が下がったとしても、現状見込みのない環境条件なので投資渋りは絶対に起きる、とのこと。

日中の渡航解禁も、投資家の動向もまだまだ恐る恐る様子を見る段階のようです。