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2021-02-26
中国の人件費はどうなっているのか。

中国でも日本でも給与を決めていく際に平均給与、最低給与という指針を参考にすることがあると思います。

しかし基本的に中途採用が多かったり、給与=やりがいと考える人が少なくない中で、私はあまりそれらの指針に意味があるとは思えません。

以前中国のニュースでも目にしたことがありますが、中国人の転職の動機の圧倒的トップが給与、次点で自身の成長というもので、日本人の転職は同じように自身の成長、通勤時間や、やりがい、企業コンプライアンスなど、どちらかと言えば間接的な動機が強いとのことでした。

当時のニュースでは確かこれを日本の豊かさではないか、と称賛するようなものでしたが、掴みどころが難しい客観評価でもあります。

一方で給与=やりがい、と考える中国人は理解しやすい明確な基準であるとも言えますが、当然これも高いか安いかは個人の価値観にもよるところがあるのも事実です。

これを判断するには同業他社や展開する地域の給与条件などを絶え間なく理解し続ける必要があり、冒頭のような短絡的な平均給与などだけでは、判断材料が不足していると考えています。

私は定期的に転職サイトをチェックしたり、人材紹介の企業とコミュニケーションを取るようにしていますが、この1年はコロナ禍で明らかに給与上昇率は抑えられている印象です。