菅政権に変わりスマホ代の価格を下げると大々的に公言していますが、確かに高いとは言え具体的にぶち上げられた側のことを考えれば戦々恐々とするのではないでしょうか。
ここまでは携帯電話事業者も沈黙を保っていますが、楽天の参入もあり今後は何か変革が起こる可能性はありそうです。
中国のスマホ代は日本と同じように使用していたとしても、日本と比べかなり安価と言えそうですが、それよりもメリットが高いと思うのがキャリアが簡素化されていることではないかと個人的には思っています。
ソフトバンクやYモバイル、auとその他にも系列のUQモバイルなど、そもそもが煩雑すぎて、今回の楽天参入によって、私のようなオジサンは何がなんだかサッパリ分からん!という方も少なくないのではないでしょうか。
契約時にはキャッシュバックやらWiFiの契約と連動すると割引があると勧められると、より煩雑に感じたことがある方も少なくないのでは。
そうした参入ハードルというのか企業間での暗黙の了解というか、少しこの業界は特殊なように感じます。
ちなみに中国は中国電信と中国聯通が90%以上を占めており、料金プランは時期によって様々なキャンペーンが行われているものの、ほぼ大きく変わらず基本料は安価なものが多く、どう頑張って使っても1万円を超えることはないでしょう。
日本のプランは煩雑であることも確かですが、我々消費者からすると何か高額請求に陥れようとするようなプランが多いように感じてしまいます。
まだまだ個人消費に格差の目立つこともあり、安価な中国のスマホ代ですが、WiFiがそこらじゅうで使い放題というのもまた大きな違いです。
上海にはそこらじゅうにあるスターバックス、マクドナルドやケンタッキー、有名店ではなくても喫茶店やレストラン、ホテルに入ればまず間違いなくWiFiが完備されています。
スマホを使う、パソコンを使う上での利便性ある環境が整っていることもまた中国のスマホ事情を語るうえで大きな違いでもあり、海外からの渡航者はYモバイルだかauだか、そうした事情は全く知らない中で外国人観光客を受け入れられるような体制が整っているとは言いにくい状況も日本にとってはマイナスではないでしょうか。
もちろん安全性の問題は重視すべき点ですが、以前に中国の飛行場で目にしたのが「日本のWiFi制度は不便なので事前に国際WiFiを申請することをお勧めします」との文言。
タイやベトナムへの渡航者もかなり増えている中で、あえて日本を名指ししていた広告板を覚えています。
ただ単に安くすることだけではなく、もっと使いやすく分かりやすくする消費者への環境整備を整えてほしいなあと、個人的には感じているのですが。。。