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2020-07-03
中国にて昨年より不動産デベロッパー関連は軒並み不況?

以前勤めていた業界のゆかりで不動産デベロッパー関連の業種に精通していますが軒並み足踏みしている印象です。

ここ10年で中国の不動産は東西南北ほとんどの地区で爆上げをした地価ですが、昨年からは明らかに停滞している状況が続いています。

語弊があるかと思いますが、私の印象では不動産デベロッパー関連の社長さんは豪胆な性格が多いようです。

日本のバブル期を想像させるようですが、正直に言ってどんぶり勘定、ビジネスマンというよりは、政治関係と繋がりがあったり、商売に関しても関係性で築いているものが少なくないように感じます。

中国の不動産はもちろん高層ビルなので技術的な理解度がなければなりませんが、知識が追いつかないため、ゼネコンのさじ加減で建物のレベルが決まってしまうところや、外観は美しくても内装は客任せだったり、ビジネスビジョンとしては正直薄っぺらい、という印象の人も少なくありません。

ここまで辛辣につづってしまいましたが、要は敏腕ビジネスマンというよりは、莫大な資産をどう展開するか、というのが手腕の見せ所で、もちろんそうした感覚的には研ぎ澄まされた社長さんが多い、そんなイメージです。

昨年は米中貿易戦争などで確実に停滞感が見え始めたところ、今回の肺炎が影響していて、投資渋りが明らかなようです。

政府からの支援や金利緩和などの政策が(どうも)打たれているようで、大々的に報道されていないのですが、各地域の特例も含めて何らかの後押しがあるはずなのに、それでも渋いと言えそうです。