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2020-10-07
中国でも詐欺メールが流行。

日本でも特にここ数か月に渡り迷惑メールがかなり増加していると、あちこちから話を聞くことがあります。

こちらのブログにも何度か注意喚起をさせていただきましたが、景気の悪化に伴いこうした犯罪まがいの行為が増えてくることは、気分も決して良いことではありませんが、是非注意をしていただきたいものです。

企業を管理する者にとっては、自分はこんな手口に引っ掛からない、ということだけではなく、社内全体での共有はもちろん、何かあった際、もしくは今後のためにいち早い対策が必要かと思われます。

IT知識が豊富になってきた今は、ある程度細かいことを言わずにそれぞれが自己管理、という方法もあるようですが、時には社内で危機管理セミナーへ参加したり、セキュリティソフトを購入、または専門家に定期的に訪問の上チェックをしてもらうなど、コストを掛けた対策も時には必要になるかもしれません。

一方の中国ですが、こちらも日本と同じように迷惑メール、特にSMS、ショートメールやSNS、微信などで迷惑メールなどが流行しています。

いくつか例を挙げて紹介します。

まず最近特に多いのが、快递、いわゆる郵便や配達などを装ったショートメール。

国美(通販サイト)安迅物流(宅配会社)といくつかの企業を名乗り、お客様のご注文の商品を発送しました、ドライバーは△◇連絡先は○○○○、お問い合わせは△△△△まで。などとメールが届いています。

また別のメールでは福利(所謂、おまけ的なサービス)はこちら、などとHPをクリックするものもあります。

同様の手口は知り合いの話を聞くと、銀行や証券会社、上記の通販サイトや宅配会社からのものが多いようです。

また、上海市からは7月の時点で詐欺が多いので注意喚起のSNSが送られてきました。

恐らくSMSの乗っ取りにより、社長などからメールが届き金銭を要求するようなもの、財務担当者への詐欺会社への振り込みを指示するもの、などがあるようです。

弊社も残念ながら少数精鋭のため、SMSなどで財務上の指示を送ってしまうことは、意外と少なくありません。

中国では日本よりもインターネット上のセキュリティはかなり強固ともいえるため、ドコモ口座のように、機械やアプリ、ネットバンクをそのものを利用した詐欺よりも、結局は人を騙してそうしたキャッシュレスによる現金振り込みなどを指示するケースが少なくありません。

実際に個人情報はダダ洩れなので、不動産会社や見知らぬ銀行や展覧会などからしょっちゅう電話が掛かってくることも少なくありません。

こうしたケース、是非皆様にもご注意いただきたいところです。