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2021-11-15
中国での野球ファン。

□日本といえばアニメと家電製品

日本の文化の代表といえば、何よりもアニメ、漫画です。

普段の生活で全く日本と関わりがないような中国人と話す機会があると、多くの中国人はアニメや漫画をテーマとして話題作りをしようとします。

ららぽーとには入口にデカデカとガンダムがいて、極楽湯では千と千尋の神隠しが放映されているのです。

また、それを大変多くの中国人の方が興味深く接している様子を見ると、日本人としては当然誇らしい思いになりますよね。

日本の家電製品や薬品、様々な製品は言うまでもなく中国では大人気ですが、本日は少し違った視点でお話をしようと思います。

■スポーツでも日本の魅力を

それはスポーツ、野球ファンです。

合法なのか違法なのか分かりませんが(一部は合法です)、中国国内でもインターネットで日本の野球中継を見ることができます。

日本のプロ野球を紹介したり応援したりする、掲示板や動画なども存在します。

多くの中国人は野球のルールを知らないどころか、その言葉(中国では棒球)の意味を知らないことさえあります。

私はスポーツ全般観戦するのが好きですが、中国ではほとんど放映されることがない野球、それも日本の野球の話題で盛り上がるファンがいるのは驚きです。

ビジネスの視点で言えば、もちろん日本のプロ野球ファン数としては多くはないはずですが、それでも分母として10倍の人口がいる中国でもこうした日本のプロ野球ファンがいるというのは見逃せないところです。

彼らと少し交流をしてみると、選手名はもちろん、その成績を熟知し、中国でのニックネームまで付いているケースがあるのです。

例えばヤクルトスワローズの山田哲人選手は哲八(インターネット上で人と八を誤認した中国人から定着)、石川雅規投手は会長(由来は分かりませんが、愛されている様子が伝わります)、青木宣親選手は哥、大哥(中国語でお兄さんの意味)など、それぞれの選手との親近感も感じるニックネームです。

□スポーツのアジア展開に中国はもってこい

恐らく中国人のファン層の根底には台湾人が多いことは明らかです。

台湾の場合は野球は小さい島国のアイデンティティを発揮する重要なスポーツです。

日本では野球離れが指摘されて久しいものですが、こうしたファン層の獲得という意味でもその裾野をアジアに広げていくことは考えられることではないでしょうか。

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