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2021-09-16
中国での温浴施設の設備コンサルティング

先日は中国大連市の温浴施設の設備コンサルティングの業務を実例にて紹介しました。

東北地方はスーパー銭湯が多い中での改装コンサルのご依頼事例

これは私の中で大変印象に残った仕事でした。

というのも、中国の温浴施設において、改装工事はあまり見かけないからです。

見かけたとしても、館内イベントの準備や、補修や修繕という部分での1、2日の作業で、ある意味法的な縛りのない中国において、その設備や水質を改善する目的で投資をして、数週間から数ヶ月の休館日を設けて施設を改装しよう、と思うオーナーさんは明らかな少数派です。

様々な温浴施設の計画に携わってきた私ですが、特に中国においては計画の段階における方向性の善悪や、投資回収の考え方についてアドバイスができるコンサルの重要性を理解していて、そういうものになりたいと心から願っています。

大変良い方は悪いのですが、中国では一つの温浴施設の計画に対して、それを知った数多のメーカーがハイエナのように群がってきます。

これも言い方が悪いですが、中国メーカーの大部分は自社製品を売りつけてお金を回収したらオシマイです。

保証期限は一般的に1年間、それまでは何とか稼働できてしまえば、その後のメンテナンスも製品の品質も知ったところではありません。

そうした自社製品を良く魅せるというテクニックが中国人営業マンは非常に上手で、疑り深い中国人なのになぜかその口車に乗せられてしまうオーナーが少なくありません。

そうした一環の流れは、コンサルの立場からすれば大変悲しい出来事です。

以前も中国人の温浴施設経営オーナーと、日本の温浴施設巡りでいくつかの施設を見学したことがありましたが、日本と中国の間で、建築や設備の消耗度(消耗の早さ)は参考になりません。

きちんとメンテナンスができていなければ、3年、4年で壁紙が剥がれたり、床に亀裂が入ったりは当然で、設備のポンプやろ過やボイラーに不具合があるのも普通のことです。

投資回収の考え方も違います。

3年、4年で施設がボロボロになることを前提としているので、オーナー側はそれなりの投資で済ませて、とっとと投資回収をし終える、という感覚が少なくありません。

中国で温浴施設のコンサル業を生業としている弊社としては、それはそれで否定はしませんし、できません。

それが中国式の考え方なのですから、押し付けることもなければ、わざわざその思考を考えさせることはあまり意味がありません。

そんな中にあっても、弊社の元にコンサルティングのお話が中国各地からくるのは、それではいけない!と考えている中国人オーナーが多く存在していることの証左かもしれません。

弊社では温浴施設の計画段階からそれぞれの設備に対する考え方、コストを抑えながら理想を実現する合理的な設備選定、また実際のコストに対して早期に運営費用(イニシャルコスト、ランニングコスト)概算を提示し、オーナー側、投資側と一緒に考えるコンサルティングをモットーにしています。

ここ数年で中国でお問い合わせをいただくのは、単独の温浴施設だけではなく、コテージや別荘型のホテル、都市開発に近い大規模施設の中にある温浴施設の計画でも、総合的なコンサルティングとして、ご依頼いただいています。

必要に応じて、コンサルティングに加えて設備設計までお任せいただくこともできますし、中国での流行やトレンドも理解しているので、ソフト面でのアドバイスも可能です。

特に中国では地方都市によってそれらの単価も異なりますし、実は経営範囲によっても設定単価が異なるなど、かなり複雑です。

中国国内の法規範についても熟知していますので、各ポイントでNGな選択を行わないようにもアドバイスさせていただけます。

設備の販売価格についても経験を有していますので、イニシャルコストの算出も可能ですし、もちろんそれらの資料は日中文の両言語によるご提供が可能です。

建築単価や設備製品の単価などは中国における温浴業界を熟知していないとなかなか算出が難しい部分でもあり、そういった点は特に手放しで任せて大丈夫だとリピートをいただいいているのが弊社の強みです。

コストを抑えながら、合理的な設備計画、温浴施設の計画をお考えでしたら、まずは弊社にお問い合わせください。