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2020-07-09
中国でのここ10年での温浴施設の趨勢。

元々、中国の温浴施設というのは、日本でいう風俗店と同じ位置づけでした。

中国では風俗営業は、どういったスタイルであっても違法業務なのだが、そうしたイメージはずいぶん昔からあったようです。

お風呂に入って、清潔な状態を保護することが目的ではなく、こうした大人の社交場という意味合いが強かったようです。

ところが、日本式のスーパー銭湯が上海を中心に進出したことで、親しみやすい完全なレジャー施設へと変わり始めています。

カラオケに行こうか、ディズニーランドに行こうか、それとも温浴施設でゆっくり楽しもうか、といった具合です。

とはいえ、日本のようにお風呂に浸かる習慣の少ない中国ですから、日本の温浴施設は生活の一部という位置づけに比べ、楽しみ方はまさにレジャーで今後も方向性が定まっていくのではないでしょうか。

日本では商業施設を運営するのに7,8年、場合によってはそれ以上の期間で投資回収を検討するが、中国でのそれは2,3年と言われます。

もちろんそれは金利が高いこともあり、一方でそれだけ莫大な利益を早急に回収できる魅力のある業態であるという言い方もできそうです。