中国に進出する企業サポートをしている企業柄、非常に良くあることなのですが、上手くいっていない企業の典型的な例とでも言いましょうか、とある例があります。

それが冒頭のタイトルにあるように、それは中国だから、それは日本だから、という本社も中国子会社も固定観念を捨てきれない企業です。

確かに日本しか経験をしていない本社の社員さんからすれば、中国ではそうかもしれないけど、それは日本では通用しないよ、という言葉。

逆もしかりで、確かにケースによっては仰る通りではあるのですが、それをもう少し踏み込んで考えることはできないのかなあ、というところは疑問視せざるを得ません。

日本の常識が中国でそのまま通用しないことは良くあることですが、それをダメだとするのではなくお互いに良いところは受け入れてみてもいいのではないかなと思うのです。

これは私自身もそうやって振り返ってみてようやく気が付くのですが、わざわざ線引きをする必要はないのではないかということです。

それを担当者レベルでアリ、ナシを判断してはせっかくの企業としての経験も生きないのではないでしょうか。

日本でも中国でも、固定概念を覆すようなチャレンジがあってもいいのかなと思います。