上海ディズニーランド、浦東新区にある最大の観光の目玉であり、中国としては待望のレジャー施設でした。
2016年にオープンした当初も浦東新区に住んでいた私の周囲でもこのディズニーランドで話題は持ち切りでした。
このディズニーランド、場所としては浦東空港から20分ほど、今では市内からの地下鉄なども開通、高速道路も直結するような位置に伸び、アクセスも良好です。
さて、数年前からこのディズニーランドの近くにできる、某プロジェクトに参与させていただいているのですが、もう2年が経過したにもかかわらず、なかなか工事の進捗が芳しくありません。
もちろんコロナの影響もあるのだろうと思いますが、今回再び訪れて話を聞いてみるといくつか新しい事実も分かりました。
まず、ディズニーランド開業時の周辺施設もそうでしたが、とにかく公安の規制が厳しいこと。
コロナ絡みでいえば、浦東空港でコロナ感染者がいくつか見つかったこともありますが、それ以前から毎週2回公安が出入りして、そこに出入りする業者の個人情報(身分証や氏名)を現場管理者がきちんと把握しているのか確認されるそうなのです。
コロナと関係がない部分でも、ディズニーランド近辺はテロ対策や様々な要因で公安がかなり規制をしていて、当のプロジェクトもオープンから2年後にようやく許可が得られたのですが、このコロナによって様々な警戒感が広がったとのことでした。
折衝事は私の出番ではないのですが、中国の公安当局も、ディズニーランドという外資系テーマパークに相当な規制をしいていたこともあったようです。
昨今はアメリカとの対立関係がハッキリしてきたこともあり、中国としてもそれが盛り上がることを良しとしていないような雰囲気も感じてしまいます。