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2022-03-15
上海のコロナ感染者増加はウィズコロナへの転機になり得るのか。

◇上海市で増加するコロナ感染者数。

ここ数日で大きな話題となっている上海でのコロナ感染者数。

ほとんどの温浴施設も同様に警戒レベルを上げられて、臨時休館に追い込まれています。

以前も記事にした湯里来の社長からも連絡が来ました。

彼が知りたいのは、海外の情勢。

ウィズコロナにしてくれた方が、状況は良くなるのではないかということを知りたがっていたのでしょう。

実際にこの急増するコロナ感染者と、それに対抗するゼロコロナ措置でサービス業の投資家は疑心暗鬼になりつつあるかもしれません。

今回はまだ不幸中の幸いで、繁忙期である冬場を乗り切った温浴施設にとっては、突然の休館はまだ経済的ダメージが少ない方だったかもしれません。

◆上海での対策の状況。

以前から少し疑問に感じていたのですが、上海市の隔離措置やゼロコロナ政策は他の都市部よりもかなり優遇されていたように思います。

入国措置にしても、他地域であれば21日や28日の隔離措置が義務付けられていましたが、上海市では14+7日が基本線です。

今になって思うのは、やはり海外からの入国希望者も多い上海市で、それなりに優遇措置を講じていたつもりなのでしょう。

また、感染者が確認されても地方都市などでは大規模なロックダウンが即ち実行されていましたが、上海市の場合はマンションの小区や限られた店舗などが封鎖されるにとどまり、これまでも大規模な街規模での封鎖はされませんでした。

経済活動を一切合切ストップさせるわけにはいかない、という思惑が見え隠れしていました。

ところが、ここにきて上海市内でも百人規模で感染者が発見されています。

これまでとは明らかに状況が変わってきており、かなり身近な人々の場所で封鎖などがされています。

引き続きPCR検査が義務付けられていたりと、かなり徹底的に感染者の発見への道筋が確保されています。

しかし変異株の感染拡大は中国のゼロコロナ政策をすり抜けてきているのも事実で、人口密度の高い上海ではどのように展開されるのかは懸念されることです。

また近隣都市でもある杭州でも感染者がチラホラと出始めました。

経済中心地でのこうした状況が、今後の生活様式をどう変化させるのかは興味深いところではあります。

今のところ方向性としては、やはりゼロコロナを貫く、という方向性が強いように感じます。

ただし、展開するならば今しかないとも感じてしまう風潮も感じるところです。

経済人としては少し開放を期待してしまうところではありますが、決して楽観視はできない状況です。

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