明日からの出張に備えて暖かい衣服がないことに気が付き、防寒服を揃えようとショッピングモールへと繰り出しました。
それにしてもマスク着用率は50%と言ったところでしょうか、アルコール消毒も設置そのものがありません。
午後三時頃というアイドルタイム的な時間でもあったので、賑わいというほどの賑わいではありませんが、それでも密はところどころにあります。
店員さんこそマスクは着用していても、日本ではお馴染みのビニールカバーでレジを隔てられるようなこともなく、行動自体にもコロナを警戒している素振りがありません。
店舗も通常通りの営業、賑わいも日常とそう変わらない景色がそこには広がっていました。
それにしても、上海のショッピングモールは成長しました。
この日訪れたのは浦東の中心部である世紀大道の世纪汇广场、随分長い時間工事をし続けていて、2018年頃に開業したと記憶しています。
H&MやZARA、ユニクロなどの中堅ブランドがこぞってテナント出店をしています。
地下1階の中央スペースにはベンツの展示場、3台の新車が煌びやかに並んでいます。
価格帯はそれぞれ50万元前後、日本円で800万円です。
冷やかし程度に、こういうのって売れるの?って従業員さんに聞くと、もちろん広告宣伝としての利用もありますが、店頭でお買い上げを予約される例も少なくありません、とのこと。
よくよく考えれば結局私が辿り着いたH&Mの特売コーナーのダウンは特価で300元(4,500円程度)、元値は450元(6,750円)。
これは正直お得な買い物ができたと思えるほど、その他の価格帯はそれをはるかに上回る物も多く陳列されています。
庶民の買い物でこれだけの価値、中国は日本を凌駕するときもそう遠くはないと思わされる週末でした。