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2020-07-13
フルタ製菓の中国での商標権主張認められる。其の壱。

日本のフルタ製菓が中国において商標権登録の取り消しを求める裁判を起こし、その商標権が認められました。

ニュースで見ただけなのでなんですが、関係者さんの大変な努力なくして、逆転勝訴はなり得なかったのではと思います。

その中でいくつか面白いなと思わされた経緯があるのですが、一つはフルタ製菓よりおよそ5億円でその商標を譲渡する提案がなされたとの報道がありました。

これは悔しいですが、中国においてはとても合理的な商談だとも思い、日本企業がこうした策略を持ったことに驚きを禁じ得ませんでした。

以前大学ノートで有名なcampusブランドのコクヨが、類似製品の企業を買収するという、事件?がありましたが、こうした逆転の発想というのは、なかなか日本で平和に暮らしていると出てこないのではないでしょうか。

これも大変合理的な面があり、まずこの類似製品自体がかなりのシェアを持っていたことも買収の事由ですが、実は欧米企業でも同じような事例は多々存在しています。

このあたりの狡猾さ、というのは日本人が中国市場で戦っていく上では、是非学ぶべきところであるとともに、利用してもらいたい術でもあると思います。

今回、結果的にフルタ製菓が勝訴をしたのですが、その具体的な戦略については判断できませんが、この件について第三者ではありますが、弊社のサービスにあるようなデータ収集の一部をご紹介できればと思います。