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2020-08-03
チャイナプラス1。

この言葉、ずいぶん前から製造業を中心に聞かれて久しいですが、リスク管理という面では私も大賛成です。

どうしても中国中心のブログになってしまいますが、私としても中国と心中するのはビジネスとして大変厳しいと思いますし、大賛成です。

実際に弊社では中国からの問い合わせに対するサポートを行っていますが、実際に自分自身がベトナムやカンボジアなどから別事業で問い合わせをいただくことも多くなってきました。

東南アジアには私も仕事で行ったことはありますが、10年以上前の中国、いや場所によってはそれ以上の発展途上です。

中国の今の魅力は何と言っても巨大な市場です。

それに日本から近い距離であることもビジネスとして大きな魅力でしょう。

停滞が続いて新常態と言われる中国市場ではありますが、その市場は変わりませんし、個人消費の水準も東南アジアと比べれば相当に高く、地理的な面では半日で移動が可能です。

海外に進出するにあたってリスク管理として政治を意識することは大変重要なことですが、一方で中国を拠点とできたのなら、市場としても地理的にも非常に大きな意味を持つことは間違いありません。

海外で最も成功している企業は、既に中国から卒業しているというよりも、中国を足掛かりにできているというところでしょう。

中国ばかりにしがみつくのも大変ですし、一方で中国を諦めてしまうには勿体なさすぎる市場なのです。

中国は人件費が高いから終わった、政治的な混乱が続いているから終わった、などと世論は強烈なようですが、私は人件費が高くなっているからこそ、個人消費に期待したビジネスを展開すべきであると思います。

多くの製造業にとって中国の市場を諦めて、東南アジアに完全にシフトしてしまったり、未だに世界の工場意識が取り払えずにその市場を無視してしまう企業の行為は、そんな転換期にこそお役に立てるであろう私にとっては非常に残念でなりません。