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2021-06-23
スパ・ラクーアさんに行ってみました。

先回もご紹介した温泉風呂録さんに刺激を受け、お風呂体験をしてきました。

私は中部地方の出身ということもあり、体験したことのある温浴施設が、どうしても東海三県に偏ってしまっているのですが、東京出張の空いた時間に以前から行ってみたかったスパ・ラクーアさんを体験することにしました。

それにしても、首都圏は温浴施設がとにかく多い!

今回もどこに行こうか悩んでしまうほどでした。

私のような田舎者が東京に行くと、右も左も大きなビル群で埋め尽くされている光景に、いつも圧倒されてしまうのですが、スパ・ラクーアさんはビル群に位置する訳ではないものの、東京ドームの真横、ショッピングモール内にあります。

そもそも中部地方には東京のようにビル群で埋め尽くされている場所が名古屋の中心部に限られているものの、それでもこうした一等地には温浴施設は多くありません。

名古屋中心部にある温浴施設はほとんどが都市型サウナで、ラクーアさんのような銭湯形態の温浴施設は、ほとんどないような気がします。

経営、運営側からすれば首都圏の、それも山手線内の中心部ともなれば家賃が相当な高額になりそうなものです。

とても単純な発想になりますが、家賃が高ければ高単価に設定するか集客を増やさなければならない訳で、必然的に付加価値が高い施設でなければ生き残りは難しいと言えます。

ビジネスライクな話はここまでにしますが、入場料は優待券などなしで価格は税込み2,900円也。

この場所で、この規模ともなると、そもそも高いとか安いとかという尺度で計れないような気もしますが、これが【ただのお風呂屋さん】であれば2,900円は相場観で言えば高い部類に属することも明らかではあります。

前置きが長くなりましたが、水道橋駅からだと東京ドームの脇を抜けて徒歩で15分~20分程度、後楽園駅からはほとんど直結の場所にあり、言うまでもなく認知度は抜群。

いざ入場をしてみると、当然のことながらここは【普通のスーパー銭湯】ではなく、高級感に溢れ、まるで【一流高級ホテル】のような、内装とおもてなしの雰囲気が出迎えてくれます。

下足箱にシューズを入れて、地下鉄式のゲートをくぐると、カウンターではまさにホテルの対応、です。

こちらが初めてであることを伝えると、それはそれは丁寧に説明してくれました。

接客対応は二重丸、です。

案内看板はこちら、横文字カタカナばかりでオジサンには理解しにくい内容です。。

下足ロッカーのカギは自分で保管、館内着の交換札と更衣ロッカー兼清算バンドを受け取ります。

更衣室内にあるカウンターで更衣札と、館内着、バスタオルと交換します。

この流れはなんだか違和感がありました。

というのは館内着やバスタオルの保管場所が入場フロントと別の場所にあることは理解できるのですが、交換場所が男女の更衣室内に配置されていることで、人件費は2倍、カウンターは2倍とまでは言いませんが、若干無駄な作りに感じてしまいました。

ちなみにこの間下足ロッカーのカギ、交換札、ロッカーの清算バンドと、3つのものを持たなければなりません。

ふと中国だったら、、と考えましたが、中国であれば清算バンドが3つの機能を有しているケースが多いように感じます。

交換札は館内着を二重で持ち出さないようにしたり、盗難を防止する意味、それから岩盤浴着と一般の館内着の種別を振り分ける意味があるかもしれませんが、受付時に清算バンドにそれらの情報を読み込ませれば解決するようにも感じます。

もちろんシステムの費用などが高額になる可能性もありますが。

岩盤浴は別途880円(深夜料金は1,980円)が必要になりますが、今回は時間と費用の都合により割愛します(笑)

https://www.laqua.jp/spa/facilities/healing-baden/

更衣ロッカーは縦長で広さが十分に保たれているもので、内部にも小物入れやカバンなどを置く仕切り板があり使い勝手がとても良いものでした。

整理整頓が苦手な私には、気の利いた、とても助かるロッカーです。

浴場は室内浴と露天風呂がありますが、どうしても横長の空間となってしまうので、広々とした雰囲気というのは感じられませんが、奥に行けば行くほど様々なラインナップがあるという感じです。

個人的な目玉だったのは、天然温泉。

茶褐色に色づいた天然温泉はナトリウム塩化物泉、確かにちょっと塩っぽい香りがあります。

PH値は7.5程度でした。

さっぱり感も感じられる塩化物泉は結構な私の好物です(笑)

それから浴場内には4種類のサウナが楽しめるので、サウナ好きにもお勧めです。

全国どこでも温浴施設にサウナは重要なコンテンツですが、それでも東京の温浴施設はサウナや岩盤浴好きが多いように感じます。

一つずつの部屋はそれほど大きくありませんし、水風呂も一つだけでしたが、それぞれの好みに合わせた種類や温度が楽しめるようになっています。

それから内装は全体的に洋風なイメージですが、それぞれの浴槽躯体が単調なつくりではなく、飽きさせない設計になっているようでした。

個人的な興味の対象であるアメニティはポーラとクラシエのシャンプー、歯磨きやカミソリ、ボディタオルなどがあり、価格帯を裏切らない高級なラインナップが揃っていました。

フロアを下りるとレストランや、マッサージ、休憩リクライニングルームとなっています。

レストランも時間と費用の都合で割愛しますが、価格帯としてはそこまで高くはない印象でした。

浴場同様、ショッピングモールの階上ということも手伝って横長の建築形状のため、奥まで行くには随分長い距離を歩かなければならず、階高が低い印象もありました。

それでも景色は抜群、スペースも広々としています。

マッサージもラインナップが充実していてオシャレな印象もありましたが、自動販売機は見当たりませんでした。

これも高級温浴施設の宿命かもしれません。

受付フロントから脱衣室までの間に理容室もあり、利用客も多いように見受けられました。

ソファーやリクライニング、カーペットなどの内装や雰囲気、リラックスできる作りや景観、アメニティの高級感や岩盤浴もホームページを拝見すると十分すぎるほどのラインナップで、全体的な印象として、女性が好きそうだな―と感じるポイントが多々ありました。

大人が一日ゆっくりするには岩盤浴を合わせて費用対効果の高い楽しみ方もできそうです。