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2022-07-02
サウナ施設をつくりたい。

◇サウナ施設をつくりたい、オーナーが増加中◇

とどまることを知らないサウナブーム。

私個人的にもサウナは大好きで、スーパー銭湯の常連さんを見よう見まねで水風呂とサウナを往復しながら、その魅力に気が付かされた一人です。

さて、本日はそんなサウナ施設づくりにおける、本当の初歩の初歩を、設備面からお話ししていきます。

◆サウナもお風呂も設備が命◆

当然のことですが、お客さんとして、サウナ―として体験するサウナと、実際にオーナーとなって投資をするサウナでは全く異なるものになります。

その中でもサウナ設備、水風呂の設備というのはお客さんの目線からは見えない部分でもあります。

全国のサウナーからサウナオーナーへの転身を遂げる方たちは、基本的に大のサウナ好きですので、コダワリはたくさんお持ちです。

私はそんなサウナーさんの夢を一緒に実現させたいと思います。

しかし、もしご自身でサウナオーナーになろうとお考えになったときに、まず事前に調べてもらいたいことがいくつかあります。

※今回は既存の建築物を改築してサウナ施設を作ることを基本として話をします。

◇インフラへの要求が特殊◇

サウナ施設であれば、サウナと水風呂は最低限必須でしょう。

そこで気を付けてもらいたいのが(毎度同じような話をしているようですが、、、)

電気、ガス、水のインフラです。

既存の建物を改装してサウナ施設をつくろうとしたとき、インフラはどれだけ頑張っても改善が難しい部分です。

初めてサウナ施設を含む、温浴施設を作ろうと思ったときに、思いのほか、このインフラ条件が大きな壁になってしまうことがあります。

まず電気ですが、サウナヒーター水風呂用のろ過ポンプ(電気)チラーなどで消費電力がかなり大きくなります。

サウナ施設となれば、これらの設備の消費電力が50kwhを超えるような可能性がありますが、一般家庭用の契約条件では、この容量を用意していることはまずあり得ません。

ですので、電力会社との交渉ということになりますが、そもそもその必要な電気容量を用意できない、と言われてしまえばそれまでです。

スーパー銭湯クラスの規模となれば、高圧電線を配備してもらうことがありますが、小さな店舗の場合は高圧電線用の電気契約となればコスト倒れしてしまいます。

次に水道ですが、浴槽の換水やシャワー水などで、一日100m3を超えるような多くの水を使用するスーパー銭湯では井戸水を使うことが一般的です。

高単価施設で集客数がそれほど多くなかったり、浴槽数が少なかったりで、施設全体の使用水量が少なければ水道水を使用してもいいでしょう。

電気に比べて引き込み配管を大きくする工事は現実的に可能ですが、井戸水を使用する場合、不純物などを事前に処理する必要であるケースが多いです。

それに伴う設備のメンテナンスや、定期的な水槽の清掃、井戸水を前処理する際に定期的な排水を必要とする場合もあり、単純に井戸水を使えばコストが半分になったり、という訳ではありません。

ガス(重油)も同様ですが、小規模の施設であればガス給湯器を使用することが多くなります。

また浴槽が水風呂のみの場合であれば、必要な熱源はシャワーのみが対象となりますので、シャワーブースの量に照らしたガス給湯器を用意することになります。

もちろん小型ボイラーなどを利用することも可能です。

このように電気、水道、熱源(ガス、重油)のインフラは事前に精査しなければなりません。

事前に考慮しておかなければ、そもそも施設が開業できないケースもありますし、条件に合わせることばかりで理想的な施設にならないということもあります。

◆インフラと同じくらい大事な耐荷重◆

サウナ施設をつくるにあたって、インフラ以外にも大事な条件はたくさんあります。

もう一つだけ建築的なことで付け加えますと、施設の耐荷重についてです。

これも良く見落とされることなのですが、お風呂はとても重いです。

60cmの水深の浴槽は、単純計算ですが、水の重さだけで600㎏/m2となります。

これに浴槽躯体(建築物本体)や人の重さを考慮すると、1,000㎏/m2以上の耐荷重が必要ということになります。

この耐荷重は商業施設の倍近く、ビルインのテナントでサウナ施設を計画しても、耐荷重が基準を超えてしまうため計画がとん挫されてしまうことが多いです。

インフラに合わせて耐荷重の確認は、計画の最初の段階で行うべき事項で、このようにせっかくの計画が実現不可能になってしまうことがあるのが、これらの条件です。

◇最後に◇

それ以外にもサウナ施設の消防に関わる点や、営業許可、用途変更などの許可申請などなど。

確認しなければならないことは山ほどあります。

さて、これらの条件は書き出せばキリがありませんが、何が一番の本題かというと、サウナ施設をつくりたい!と考えた段階で、できる限り早く、弊社のような専門家に相談して欲しいということです。

これまでで弊社に相談があったケースでも、計画自体は素晴らしいのですが、上記のような現実的な条件で実現が不可能で頓挫してしまうことが何度もありました。

オーナー様がすでに何らかの出費をしてしまうこともありました。

当然、弊社ではサウナ施設検討中のサウナー様からの相談は無料です。

↓サウナ施設をつくりたい、専門的見地からアドバイスが欲しい!是非弊社にお問い合わせを!↓

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