NEWS/TOPICS

2021-06-16
コロナ対策と政治評価。

私は政治評論家でも何でもないので、当ブログでは基本的に政治的なコメントは差し控えさせています。

先日政治評論を専門家の講演を聞く機会がありました。

そこでは冒頭のコロナ対策と政治評価について知る機会があったのですが、そこでは以前脳科学者の先生から聞いた話と似たような意見を聞くことができました。

以前のブログにも記事にしましたが、日本人は挑戦することが苦手で、失敗をしないことを最も良しとする遺伝子構造になっているということでした。

今回の政治評論家の先生から聞けたのは、コロナ対策で日本は他国と比べ「経済」か「健康」では「健康」を極端に重視する傾向があるそうです。

要するに、人々の動きを活性化させ経済を促進するのではなく、緊急事態宣言などで強制措置を採る安全を重視した政策を極端に良しとするそうです。

実際にそうした政治的な政策(緊急事態宣言や蔓延防止措置)を発令している状況では現政権を一定程度評価をし、しかし、それは必ずしもコロナ感染者が減少していたり、感染症対策が効率的に行われていることとイコールではないということでした。

これは日本人のメディアリテラリシーの欠陥が浮き彫りになっている現象にも感じます。

以前に休業要請は法的な強制力を持つべき、という法改正に世論が賛同していると報道されているのを見たことがあります。

様々な意見があるのはいいことですが、個人的にはビックリしましたが、一般的にそうあるべき、という意見を強制的に進めていく考え方は民主主義のそれではないと感じました。

私も実際中国のコロナ対策を見て、こんな社会が日本にも戻ればいいのに、と感じたことはありますが、日本という国も厳格な強権を発動してもいい、というのとは、また違うような気もしますし、それがなくとも日本では世界的に見てもコロナ禍で感染者数の割合が非常に少なく、秩序を保つことが何よりも上手な国民性であることもハッキリしたと思います。

ただ、私のように国外でビジネスをしていくと、そうした秩序やモラルだけでは戦っていけないシーンというのが多々あることも事実です。

恐らくこうだろう、こうあるべきだ、と杓子定規的な考え方や、メディアの捉え方も日本人は向上していくべきではないかと思うところでもありました。