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2020-07-18
とある創業者の悩み。

先日とある会議で齢70を超える大社長のお話を聞く機会がありました。

創業時にはとにかく目の前にあることを考えて一生懸命やってきたが、徐々に勢いでドンドン会社を大きくしてしまい、そのことを大いに後悔しているとのことでした。

私のような小さな会社では、その商才が大変羨ましくも思うのですが、70歳を超えて最も大きな課題は次世代への引継ぎです。

当然会社に対して愛着は言うまでもなく、プライドもある。

つまり部外者に会社を渡すつもりもないが、一族に引き継がせるだけの選択肢では大所帯を支え切れるのか不安だというものです。

私はあえてM&Aのご提案などはせず、会社組織の抜本的な改革をお勧めいたしました。

今までは良く言えばカリスマ社長が我が道を行き、それを社員が支えてきたかもしれませんが、そうした時代では正直ありません。

体制構築、もちろん必要ない組織を切り捨てる英断も必要になるのではないでしょうか。

私のところにお話が回ってきた理由は当然中国市場をこれからどうしていくのか、というところがこの企業様とのお付き合いのスタートになったのですが、正直現状を見ている限りはこの中堅規模の会社では中国子会社をサポートしきれていないことは火を見るよりも明らかであり、その点については強くお伝えをしました。

中国の子会社を社員の個人能力に頼りっぱなしである状況を私はいくつも目にしてきました。

生真面目な日本人社員が一生懸命に中国支社を支える力になっていることも知っていますが、これが社員の幸せであったり、会社の発展に繋がるかと言うと大いに疑問と言わざるを得ません。

私は10年近い駐在経験もあり、そうした社員の気持ちにも寄り添うことができると思いますし、こうした次なる一手への課題を抱えている中国進出企業様も少なくありません。

抱えきれない問題を放置しているよりも、より力強い活性化への強い決断、もしくは場合によってはいったん仕切り直しの撤退ということもあってよいはずです。

そんな場合は是非弊社へお問い合わせください。